波瀾の出発jul.16.2004終業直前で食らった仕事の手直しを泣きそうになりながら何とか終え、急いでウチに帰る。 お風呂に入って、急いで食事をとって、実家に大事なミニを預けるために立ち寄らなくては・・・。 幸い、実家から大洗港までは車で10分もかからない。 出港2時間前までにターミナルに入らなければならないので、実家でもゆっくりはできない。 「さて、行こうか」 と、玄関を出ると大粒の雨。 遠くで雷も鳴ってる。 「!!」 思わずたまちゃんと顔を見つめ合ってしまう。 私たちときたら、最初のデートも雨、結婚式も雨、ここぞ!というときには必ず雨にみまわれる。 「俺たちらしい旅の始まりだ」 なんてカッコつけてたまちゃんは言ってるけど、私はそんな感慨に浸れない。 「船に避雷針はついてるの??だって雷は海に向かって進むんだよ?!」 昔、ウチのおばあさんが雷が鳴るとお線香をつけて、仏壇の鐘をチーンと鳴らしていたのを思い出す。 うがー、なんて旅の始まりだよ~。。。 ターミナルにつくと状況はさらに悪化。 荷物を下ろすのにも雨と雷に気をとられる始末。 「もうやだ」 と言ったらたまちゃんに叱られた。 だって雷は嫌いなのだ! 入船待ちをする車内から たまちゃんは、「車高がちょっと低めです」と受付の人に言うと、 「入船のとき、車に傷ついても文句言いません。」と言うような誓約書を書かされた。 ちょっと引きつったたまちゃんの顔を、覚えてる。 宝物だからね、たまちゃんの。 程なくアナウンスがあり、同乗者が先に歩いて入船することに。 飛行機のタラップみたいな所を通って船に乗る。 あら、なんかきれい。 2等寝台だったけれど、思っていたよりもずっときれいでホッとした。 ベッドメイクをして、たまちゃんを待っていると、雷の恐怖も少しずつなくなり、 「さあ、ほんとに始まるんだね」と思えた。 何の問題もなくロードスターの入船を終えたたまちゃんと二人、 酔い止めを飲んで、船の旅、準備完了。 23時59分、「さんふらわあ つくば」定刻どおり、大洗港を出港。 ジャンル別一覧
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